経産婦の出産・分娩ってどう違う?知っておきたいポイント【医師監修】|ガーデンヒルズウィメンズクリニック|福岡市中央区の産婦人科

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経産婦の出産・分娩ってどう違う?知っておきたいポイント【医師監修】|ガーデンヒルズウィメンズクリニック|福岡市中央区の産婦人科

経産婦の出産・分娩ってどう違う?知っておきたいポイント【医師監修】

 

経産婦とは、一度でもお産を経験したことのある妊婦さんのこと。前回の妊娠・出産経験をふまえて、初産の時と比べると少し心に余裕があるよという妊婦さんもいるでしょう。

この記事では初産のときとは違うポイントや、経産婦さんの出産で知っておきたいことについてまとめています。ぜひ参考にして、経産婦さんならではの出産をよいものにしていきましょう。

 

 

1. 経産婦さんの出産は早い?~出産時間や進み方について

 

初産に比べて経産婦さんの出産が早いということを知っている人は多いでしょう。では、実際に出産時間はどれくらいなのでしょうか?初産の時に比べて早くなる原因もあわせて解説していきます。

 

1)経産婦の出産時間は平均より早まることが多い

出産時間とは、陣痛が始まってから赤ちゃんが産まれるまでの時間のこと。初めてのお産では平均12~18時間かかるのに対して、経産婦さんは平均5~8時間と大幅に短くなる傾向があります。

経産婦の出産時間が短くなる理由には、以前の出産で子宮の入り口や産道が伸びて柔らかくなっていること、妊婦さん自身が前回の出産の経験を活かせることが挙げられます。これらのことから、経産婦さんの出産はスムーズに進むことが多いのです1)

 

2)まれに「2時間」で出産するケースも

経産婦さんの出産では、ときには2時間のスピード出産になることがあります。このように妊婦さん自身もビックリするような早い出産になることもあれば、初産のときよりも時間がかかったという経産婦さんもいます。

出産は個人差があるため、経産婦なのに出産に時間かかってしまったと落ち込まなくても大丈夫。出産にかかる時間を気にするのではなく、赤ちゃんが無事に産まれることを目標に、妊婦さん、赤ちゃん、医療スタッフがチームになって、一緒にお産を乗りこえていきましょう。

 

 

2. 予定日や出産時期の違い

 

経産婦さんは妊娠37週~39週に出産することが多いというデータもあるほど、多くの経産婦さんが出産予定日よりも早く出産する傾向があります。

しかし、経産婦さんが必ずしも出産予定日より前に出産するわけではありません。赤ちゃんが「今だ」というタイミング、そしてママの体の準備が整ったときにお産が始まるため、妊娠週数はあまり気にせずに、お産の始まる時を待ちましょう。

 

 

3. 出産が「怖い」…2人目以降でも感じる不安

 

経産婦さんは、一度出産を経験しているからこそ、初産の時とは異なる不安を感じることがあり、その不安は当然です。たとえば、前回の出産に時間がかかった人や産後の肥立ちが悪かった人などは、今回のお産でも同じようなことがあるかも…と恐怖を感じているかもしれません。

不安や恐怖だけでなく、2人目以降の出産では初産のときには感じなかった心配事もあります。それが「上の子のケア」です。「甘えたい年齢の子どもに、しっかりと甘えさせてあげられないのでは?」と、出産前から不安を感じているママもいるでしょう。ほかにも保育園や幼稚園の送迎、イベントへの参加ができないことへの調整も必要となってきます。

 

出産を何度経験しても「怖さ」や「不安」を感じるのは当たり前のこと。もし出産に不安や疑問を感じているのなら、医療スタッフに相談してみましょう。上の子のケアや家庭内のことなど、直接出産に関係ないことを相談するのは…と遠慮してしまうかもしれません。しかし出産・育児に関する情報を持っているスタッフがあなたの不安に寄り添って、多方面からあなたのお産をサポートしてくれますよ。

 

 

4.出産予定日を過ぎた場合

 

経産婦さんはお産が早まることが多いため、出産予定日を過ぎると「おかしい」と感じるママもいるかもしれません。しかし、出産を何回経験しても、出産予定日を過ぎるのはよくあること。おなかの赤ちゃんは、赤ちゃんとママのよいタイミングで出てきてくれるので、心配せずにお産の時を待ちましょう。

「出産予定日を過ぎても産まれる感じがしない」と不安になるときは、医師に相談すると適切なアドバイスをもらえますよ。

 

 

まとめ:経産婦でも、お産は人それぞれ。人と比べることなく自分のお産に集中しよう!

経産婦は「出産予定日より早く産まれる」「一度経験しているからお産が怖くない」などのイメージを持たれがちです。しかしお産は一つとして同じものはありません。個人差があって当然で、人それぞれ違うものです。

「経産婦だから」という言葉に惑わされずに、ママと赤ちゃんのペースで出産のときをゆっくりと待ちましょう。焦りや不安を感じたり、心配なことがあるときは、医師や医療スタッフに相談して、チームでよいお産を迎えましょう。

 

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参考文献・参考サイト
1)MSDマニュアル 陣痛と分娩

 

この記事の監修

牛丸敬祥  医療法人 ガーデンヒルズウィメンズクリニック院長

院長 牛丸 敬祥

経歴

  • 昭和48年 国立長崎大学医学部卒業
  • 長崎大学病院産婦人科入局。研修医、医員、助手、講師として勤務。
  • 産婦人科医療を約13年間の研修。体外受精に関する卵巣のホルモンの電子顕微鏡的研究
  • 医療圏組合五島中央病院産婦人科部長、国立病院 嬉野医療センター産婦人科部長
  • 長崎市立長崎市民病院産婦人科医長、産科・婦人科うしまるレディースクリニック院長
  • 産婦人科の他に麻酔科、小児科の医局での研修
  • 産婦人科医になって51年、35,000例以上の出産、28,000例の硬膜外麻酔による無痛分娩を経験しています。